最近どうですか

2013年06月02日 23:59
なんか身内がみんなブログを更新していたので、僕もFBの焼き直しだけど更新しておこうと思ったので。同じこと色んなところに書いちゃってるので。

◆東京で演劇実験室◎万有引力◎30周年記念公演 2013年版『SUNA』-わたしはあらんとしてあるもので、 あるとはすべてであり、 わたしはあらんとしてあるもの -(長い)を観てきた。一つ一つのシーンや、台詞はシュールで捉えきれんかったものの、全体としては「存在の不確かさ」「虚構と現実」「日常と非日常」がメタフィクショナルに表現されていて、最近の僕の関心ごとにも近く、興味深く観れた。そもそも劇そのものの構造や、劇を劇たらしめているものに踏み込むことこそアングラ演劇の本分なのだろうなと感じるところであります。
特に僕にとって面白かったのは、舞台と観客席に置かれた黒電話で、役者と観客が電話をするというシーン。役者が現実世界での役者の生活の話をしていたかと思いきや、徐々に劇の中の話と混じり合っていき、虚実どちらなのかわからなくなっていくというもので、背筋がゾッとするのを感じた。
また、虚実を規定する概念を『キョリ』という言葉に託していたのも印象的。とりあえず面白かったということで。

◆新宿行ったついでに紀伊国屋書店で近藤ようこ先生画『戦争と一人の女』を購入。なんか特性ブックカバーとやらもついてて嬉しい。

◆後輩からQJマンガ選書から出ている徳南晴一郎『怪談人間時計』を借りて読んだ。作者の単純な絵の下手さからなのか、精神的な不安定さからくるもなのかわからないけど、独特のパースの歪みや人間の奇妙な造形、影の付け方は読むものも精神的に揺さぶる凄いマンガだと感じる。高校時代は頭のおかしいようなマンガを求めて読みあさっていたが、これだったんだなと確信した。

◆さて、僕の所属するとある団体では時々読書会を開いとるんですよ。いままで東浩紀『動物化するポストモダン』や宇野常寛『ゼロ年代の想像力』などサブカル批評を取り上げきたけど、今回は趣向を変え、マンガ読書会ということで業田良家『自虐の詩』をPic Up。マンガ評論家の間の評判が大変に高く、評価が固まっているマンガではあるけど、この作品にあまりピンとこなかった人との議論や、既存の評価では挙げられていなかった視点(特に4コマ一つ一つのタイトルの関連性について)や発見も多く、有意義なものになったと思う。次の読書会は是非つげ義春『無能の人』にしようと話した。
中学三年生の時に読んで以来久しぶりに読んだけど、やっぱりすごいマンガだわ。
人生には明らかに意味があるよね。




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