10月はたそがれの国

2013年10月01日 00:24
10月なのでブラッドベリの『10月はたそがれの国』読んだ。
叙情派SFとか呼ばれた詩的なブラッドベリの作品こそちゃんと原文の言葉を味わって読むべきかもしれないな。と思う。
前に『幼年期の終わり』を一所懸命原文で読んだけど、しんどかった。

『10月はたそがれの国』の原題は"The October Country"っていうんだけど、この邦題気が利いてて良いよね。ニュアンスは変わってるかもしれないけど、ブラッドベリの幻想的な言葉の雰囲気を上手く表してると思う。少なくとも『スはスペースのス』よりは絶対に良い。
さて、正直10月だからっていうこのタイトルありきで、記事の中身考えてなかったんだけど、せっかくだから邦題について考えてみる。

SF小説の邦題って素敵なのが多いよねって話はよく聞くと思う。まあ実際は原題のほぼ直訳なんだけど微妙な言葉遣いの差で光ってると思う。
例えば"The Lights in the Sky Are Stars"は『天の光はすべて星』で、ただ直訳したらこうはならないけど、簡潔に訳してかつ壮大になってる。"Inherit the Stars"が『星を継ぐもの』っていうのもカッコイイ。

映画の邦題には原題よりも良いのがたまにある。
"Sister Act"→『天使にラブ・ソングを…』
"Butch Cassidy and the Sundance Kid"→『明日に向って撃て!』
この辺は原題より邦題の方がカッコイイと思う。『明日に向かって撃て!』なんて原題は名前並べただけだからね。

"Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols"→『勝手にしやがれ!!』
"Under Siege"→『沈黙の戦艦』
この辺は日本の既存コンテンツへの当てつけというかパロディというか。
日本における「勝手にしやがれ」の変遷はゴダール→ジュリー→ピストルズって感じですかね。

"A Hard Day's Night"→『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』
これは変え過ぎて意味が分からん。別の作品と間違えてつけた説があるらしい。ただ、もう定着してるから「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と言えば「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」なんだよね。僕も結構好きだよ。ちなみにつけたのは水野晴郎氏だそう。
ところが2000年から『ハード・デイズ・ナイト』に邦題が改められたらしい。これは無粋だ。

こんな感じかな。タイトルありきで中身なんも考えてなかったけど書き始めたら意外と記事になった。ということで、タイトル(邦題)についての話でした。  

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