教養としての高野文子

2013年02月27日 23:48
漫画を教養として読みなさいなんてことは僕はとても恐しくて言えないけど、2002年の大友克洋氏との対談で、高野文子先生は漫画はかしこくなるために読むものだと、仰っていた。
高野先生が言うのだからこれは一つ方向として間違いない。しかもそれを意識して描いている本人の漫画はいよいよその通りなのだろう。これは皮肉でもなんでもなく、高野先生の漫画は自身がそう語るに十分に足りるものであると思う。
amazonの文学・評論コーナーにはWeb文芸誌マトグロッソというページがある。そこで高野先生も「ドミトリーともきんす」という漫画を月一で連載しているのだが、その内容が実に教養的。
実在した科学者達の発見にたどりつくまでの発想や想像力を描き、最後にその著書を紹介するというもので、僕も思わず「中谷宇吉郎随筆集」など読んでみてしまった。感想は長くなるから避けるが、とても良い読み物だった。
まあ、科学者を紹介する作品である「ともきんす」の教養性は、例としてはそのまんま過ぎるけど、高野先生はやはりかしこくなるために漫画を読むというスタンスを今も続けてらっしゃるのではないかと思うのであった。  


ハルタ

2013年02月16日 18:52
エンターブレイン発行の漫画誌「Fellows!」からリニューアルされた「ハルタvol.1」を購入。
fellowsは掲載作品のコミック以外の広告を紙面から一切排除してひたすら100%漫画誌という挑戦をしていた。掲載作品はどんどん増え、分厚くなり、あげくの果てに隔月刊にも関わらず週間で分冊して出すこともあった程、漫画を掲載するということに現代の紙媒体衰退の中で挑んできた雑誌で(分冊は正直買い辛かったけど)非常に尊敬している。ハルタへリニューアルするにあたって刊行ペースが隔月から年10冊に変わったのは掲載作品がそれだけ多いということだろうか。

中身は今までfellowsで続いていた連載や作家の読み切りなど、fellowsから特に質落ちしているということは無かった。というよりほとんどデザインなども変わってないため、刊行ペースを上げて、それに伴って名前も変えたということだろう。もっと色んな理由があるならごめんなさい。とりあえず純粋な漫画誌としての挑戦には期待しているので是非確固たる地位を築いて欲しい。

話題は変わって今年春日本公開のマイリトルポニーについて。
弟が異常にハマっていたので僕もシーズン1、2(全52話)を視聴。
ニワカものなのでここで多くは語らないけど、セレスティア様が非常に麗しかったので紹介しておきたい。
大変優秀で聡明で思慮深い方なのだけれど、ちょっとうっかりさんなおかげで、そこが抜き出されてアメリカでは余り人気がないらしい。とりあえず僕は積極的に応援していこうと決めた。多分日本でも人気は出ないだろうけど…


  

アイマス映画化決定

2013年02月11日 22:26
http://www.idolmaster-anime.jp/

アイドルマスターがついに映画化。とうとうここまできたか。
ずっと映画化して欲しいって言ってた平田宏美さんおめでとうございます。

ちょっと前まで、マイナーなゲームを応援しているつもりでいた。こんなに人気がある現状も未だに実感がない。

ゲーセンの隅に置いてあった筐体からニコニコ動画の人気コンテンツに、そしてアニメ化。
まるでアイドルマスターの中のシンデレラストーリーを実現しているかのよう。感慨深いものがある。  

つるけーん

2013年02月08日 23:59




高野文子先生、福島聡先生、鶴田謙二先生など、僕はこんなん好きですよーってことで紹介したけれど、「面白いの?」「どこが良いの?」って聞かれると割と困る。僕は大好きだけど、面白いのかって聞かれればまあまあだと思う。僕は読みながら「あーなんかいい気分ーなんか良いものを読んでる気がするー」ぐらいの気持ちなので、人にもオススメしにくい。

どこが良いのかと聞かれれば、つるけん(鶴田謙二先生)に関しては絵が綺麗。絵が綺麗だからとりあえず絵だけ見て!面白くなくていいから絵を見といて!と言っておこう。



アベノ橋魔法☆商店街DVD-BOXより

個人的にはつるけんの絵が一番好きと言っても良いかもしれない。
女の子の造形や、空の色や、街の雰囲気など、僕の見たい絵がほとんどそのまま表れているように思う。
しかし、全然漫画を描かない。「Forget-〜」「アベノ」は放置され、「エレキテ」は不定期連載中で昨年再び冬眠に入り、「エマノン」も危うくリュウコミックスごとポシャるところだった…
しかも僕がつるけんをまだ知らなかった15年前のコミッカーズでも既に遅筆作家と呼ばれていたという…

待ってるのでいつかは放置してる漫画の続きを描いて下さい…  


福島聡作品の一貫性を探そう

2013年02月06日 23:57
今日の所持漫画紹介
高野文子先生の既刊全6巻です。高野文子先生を昔から読んでいて好きだという人がいたら是非お話しを聞きたいです。あと、単行本未収録の作品もどうにか読みたいので、何か情報下さい。




とりあえず敬語で書くのはメンドクサイからやめよう。
ツイッタ—も始めたときは敬語だったんだそういえば。

福島聡先生の漫画を読んでいると、個人的には大好きな作家なのだけど、描くキャラクターにあんまり一貫性がないのが特徴だと感じる。久しぶりに登場した人物が見た目も違えば性格も違う、ほとんど別人になっているというようなことはよくある。「福神」でもこのキャラこんな人だったかなと感じることはあったし、どんどん時が進む「ニーナ」ではさらにそれが顕著に見える。人なんてそんなものだという福島先生の意識からなのか、状況を描くためにキャラクターが存在するという描き方なのか、あるいは描いてる間に見失ってしまうだけなのか、それはまあ今の段階ではよくわからないけど、キャラクターの人格そのものに重きを置いてないということはわかる。(ニーナさんには確固たるものがあると思うけど)

福島先生の作家像としては、何を描きたくてやっているのかというテーマみたいなものも見えにくい。例えば森薫先生だったらメイドさん描きたいやら、絨毯描きたいやら、フェチ全開で非常にわかりやすい。もちろん福島先生もインタビューでこんなのが描きたいんだよって話してはいる。「少年少女」の時だったらジュブナイルを描きたかったけど、「生と死」がテーマになっていったということ、「星屑ニーナ」はアラレちゃんみたいな楽しい漫画にしたいということ。その辺はインタビューで知ることが出来る。
だから、福島聡先生の漫画において「生と死」は最重要ワードだと思っていた、ところが最近それが打ち破られたような気がした。というのも、「星屑ニーナ」は「ロボットは歳を取らないが、人間はあっという間に老いていく」というのが売り文句の一つで、つまり人は死んでしまうけれど、取り残されたロボットは主人を探すみたいなところで、まあこの作品もある意味「生と死」なんじゃないかなと納得していた。
※以下ネタバレ
しかし、最新第3巻でタイムスリップして過去に戻ってしまったじゃあないか!タイムスキップコメディーという言葉の真意を見た。バックステップも軽やかであると。
もちろんこの展開に文句があるわけじゃなく、それをやってしまうかやられたーという気分なんだけど、これでは「ニーナ」は「生と死」じゃなくなってしまう。うーん考え直さねばということなのです。つづく

長くなりそうだからこの辺で、多分次こそ福神と福島聡先生の演劇経験の話しです  
タグ :漫画福島聡


福島聡先生

2013年02月05日 00:35



自己紹介として徐々に好きな作品を紹介していこうと思います。
書店でタイトルだけ見てフレーズが気になったら漫画を買うというのをよくやっているのですが、それで出会ったのが「機動旅団八福神」であり、福島聡先生でした。そこからはファンとして既刊は全て買いそろえて読みました。単行本派なので今はFellows!では読んでませんが、現在連載中の「星屑ニーナ」も大好きです。「蜂矢乙女の魔球」は単行本化がまだ遠そうですが、期待してます。
さて、福島先生は演劇の経験があるらしく、画面構成などにその経験が活かされているようです。そんな話を次からはしていくつもりです。多分
  
タグ :漫画福島聡


はじめました

2013年02月04日 23:36
ツイッターでもダラダラと漫画について思ったことを呟くのですが、長文になりがちなので、いっそのことブログで書いてしまおうと思いました。
ブログのタイトルはレイ・ブラッドベリ氏の小説から。
  

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